熊本あか鶏が味わえる名店たち。「鶏炭火焼 らくだ山」

鶏炭火焼き「らくだ山」 店長 本田雄大さん

わざわざ足を運んででも食べたい、唯一無二のひと皿。
阿蘇の自然に抱かれた「らくだ山」で愉しむ「熊本あか鶏 炭火焼」

およそ半世紀にわたって多くの食通を魅了しつづける、阿蘇高森の「らくだ山」。ノスタルジーただよう店内で香ばしい煙とともに五感で味わう炭火焼は、まさにここならではの逸品です。時を超えて人々を惹きつける空間と「熊本あか鶏」へのこだわりを、店長の本田さんが語ってくれました。

鶏炭火焼 らくだ山

この場所だからこそ体験できる、至福のひととき。名店「らくだ山」が引き出す「熊本あか鶏」の真骨頂

Q: 阿蘇の自然が広がる素晴らしいロケーションと古民家風の佇まいがあいまって、まるでタイムスリップしたかのような素敵な空間ですね。「らくだ山」は、いつ頃から始まったのでしょう?

本田さん: 創業は昭和53年で、おかげさまで50年ほど続いています。
実はこの独特の佇まいは、社長の先代が営んでいた「製材所」がルーツなんです。そこから引き継いだ歴史や木の温もりをそのまま残したくて、あえてダクトやクーラーも設置せず、当時の姿を大切に守りつづけています。だからこそ、今の「らくだ山」ならではの、どこか懐かしい雰囲気が生まれているんだと思います。

Q: 製材所がルーツなんですね。「らくだ山」になってからは、ずっと鶏の炭火焼を提供されているんですか?

本田さん: はい。昔はここで鶏を飼っていて、自分たちで捌いたものを焼いて食べるという豪快なスタイルだったんですよ。時代が変わった今は、地元熊本や九州の鶏を厳選してお出ししています。
ありがたいことに「らくだ山といえば秘伝のタレ!」と、鶏を漬けこむタレを目当てに訪れてくださる方も多いんですが、このタレに合う鶏をいろいろ探してたどり着いたのが「熊本あか鶏」なんです。

Q: ファンが愛してやまない「秘伝のタレ」に最も合う鶏肉が「熊本あか鶏」だったのですね。プロの料理人の目から見て、どんな魅力を持った鶏でしょうか?

本田さん: 捌いている段階からまず驚くのが、くさみが一切ないことですね。希少な赤鶏種だからこそ、旨味の濃さも脂のノリもしっかりしている。それなのに後味がさっぱりしていてしつこくないところが、うちのタレにもものすごく合うんです。

うちではもも肉を使っていますが、その肉厚さも美味しさのポイントです。炭火で焼き上げてもジューシーさがまったく損なわれない。噛んだ瞬間にあふれる力強い旨味は、まさにこの鶏ならではですね。

Q: 「らくだ山」はお客様自身で鶏肉を焼くスタイルですが、美味しく焼き上げるコツはありますか?

本田さん: 美味しく味わっていただくためには、まず「皮目から焼く」こと。タレにしっかり漬けてあるので、焦げないようにこまめにひっくり返しながら焼くのがコツです。炭火の遠赤外線効果で中までじっくり火を通すため、15〜20分ほど時間をかけて「育てて」いきます。

そして、一番大切なのが「ハサミでカットするのは完全に焼き終わってから」ということ。焼く前に小さく切ってしまうと、せっかくの肉汁や旨味が外へ逃げてしまいます。そのまま豪快に焼き上げ、最後にカットすることで、驚くほどジューシーに仕上がりますよ。

Q: 最後に、阿蘇や熊本の魅力とお店に対する想いを教えてください。

本田さん: やっぱり、水と山と自然の美しさじゃないでしょうか。水がいいから食べ物も本当に美味しい。そして、ここに暮らす人たちはとにかくみんな人情に厚いんです。
阿蘇も熊本も人と自然の魅力がたくさん詰まった場所なので、ぜひ遊びにいらしてください。「らくだ山」の炭火焼で地元の食材を楽しんでもらえたらうれしいですね。

店舗のすぐ近くにある月廻り公園からの阿蘇根子岳(らくだ山ではありません)

店名である「らくだ山」は、店舗のすぐ近くにある阿蘇ジオサイトの「らくだ山」から名付けられています。
山頂の岩がラクダのコブのように見えるユニークな地元のシンボルであり、地域に深く根差した店づくりの象徴でもあります。

阿蘇の澄み切った空気と、日本の原風景のようなノスタルジックなロケーション。
みなさんも「らくだ山」へ足を運び、温かい人情に触れながら、ここでしか味わえない最高の「熊本あか鶏」をゆっくりと堪能してみてはいかがでしょうか。


店舗情報

店名 鶏炭火焼 らくだ山(とりすみびやき らくだやま)
住所 熊本県阿蘇郡高森町高森2693-4
TEL 0967-62-0084
営業時間 月・火・木・金:11:00~16:00
土・日・祝:10:30~16:00 
L.O.: 16:00 ※ただし、お肉が無くなり次第終了
定休日 水曜日(祝日の場合は営業)
アクセス(最寄駅など) 南阿蘇鉄道高森線「高森駅」より車で約5分(徒歩約30分)
九州自動車道「熊本IC」より車で約1時間15分
平均予算 ¥2,000~¥3,000 
お支払い 現金・カード可・電子マネー可・QRコード決済可
禁煙・喫煙 全席禁煙
公式サイト / SNS https://rakudayama.com/
公式Instagram
予約 予約制なし

「熊本あか鶏」を使ったメニュー

熊本あか鶏炭火焼定食 一人前(約300g):3,300円
熊本あか鶏炭火焼き・あわご飯・味噌汁・卵・野菜・お漬物
※単品一人前(約300g):2,750円

希少な赤鶏種である「熊本あか鶏」の肉厚でジューシーなもも肉を使用。代々受け継がれてきた秘伝のタレをたっぷりと絡め、目の前の炭火で豪快に焼き上げて食べる、不動のメインメニューです。